【クォンタムデビルサーガ アバタールチューナー】3巻

第三巻読了!

タイミングを逸して延ばし延ばしになってたが、一度読み始めるとグイグイ引き込まれたぜ
ゲームにおいては「五年前の事件」としてイベントムービーでサクッと片づけられた太陽黒化事件のお話
原案小説版では非常にヘヴィかつハード!
とにかく色々ややこし過ぎるので、ゲームの方ではああいう処理になったのもむべなるかな

三巻はリアルヒート=K・ホムラ=穂村一幾が実質的主人公となっている
リアルサーフ=シン・ミナセ=水無瀬眞とともにモロに日本名だが、そこはメガテンフリークでもある五代氏のこだわりでもあるようだ
たしかに殆ど日本が舞台だし、主人公も日本的名前が似合うよね(当のアバチュはアメリカだが)
違うのはホークやアイギスくらいかな

ホムラはシンの双子の妹「螢(ケイ)」と恋人同士だったようで
その辺の想いすらもシンに利用されて徐々に暴走、EGG崩壊の要因となってしまう
なんとテレパシストだったり、ゲームとは全く違うな~
セラに誰か(亡き妹or恋人)を重ね見てる…という点では共通かもしれない

ゲームのリアルサーフの行動原理は「上昇志向が強過ぎる」程度だったが、
シン・ミナセはデザイン・ベイビーとして「作りだされた」というコンプレックスがその邪悪な行動の要因となっているようだ
両親を謀殺(?)したり、親友としてふるまってたホムラの利用っぷりなど悪党度が大幅増量である
サーフとどう決着をつけるのかが気になるな

期待していたリアルシエロの話をしっかりやってくれたので満足だ
テレパシストというのは共通だが、狂死どころか内臓や脳が<神>の情報に圧し潰されるという酷過ぎる死に様
ひたすらセラを人間らしく扱ってやりたいと願うナイスガイだった
やはりシエロはアバチュの癒しキャラだ
シエロが死んだことがジャンクヤード作成の原因となったようで、その点でもかなり重要な人物である

やはり丸々一冊過去編をやってくれたことで、世界観がもっと深まったな
食料自給率マイナス158%とかいう文だけで、状況の深刻さが垣間見られる
日本も国家としては崩壊してしまっているようだ

チラッとロアルドという名前の研究員が出ているが…
ゲームでは飲んだくれだったあの人とは違うんだろうか

うーん、衝撃を受け過ぎて自分の腐れ日記じゃ想いがまとまらないな
とにかく今回も面白かった、それだけは確実!
四巻では黒化した地上に出現したエンブリオンのお話
ゲームではDDSアバチュ2のストーリーとなる
もはや明確な原案とゲームの差異…この物語が一体どういう風に着地するのか?
楽しみでならないんだぜ

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